『入社一年目の教科書』
『入社一年目の教科書』
新入社員に向けてのアドバイスが50個、具体例を交えて紹介されています。
50個全ての指針をすべてここで紹介するわけには行かないので、
とりあえず「はじめに」で紹介されている3つの原則を紹介します。
①頼まれたことは、必ずやりきる
何事にも果敢に挑戦して、経験値を増やす。
「何があってもやりきるんだ!」という強い意志を持って仕事に臨み、周りの人から信頼され、次の仕事も任されるような社員になる。
②50点で構わないから早く出せ
軌道修正は早いほうが良い。
早い段階で仕事を出して、上司に間違っているところを指摘されることによって、すみやかにアップグレードをする。
学校のテストと違い、会社の仕事は「総力戦」つまりどれだけカンニングをしても人にわからないところを聞いても良い。
③つまらない仕事はない
どんなにつまらないように思える仕事でも、自分なりの付加価値をつけるように意識する。
基本をしっかりできるようにならなければ、大きい仕事は任せられない。
「つまらない」仕事に対する意識を変える。
この本に書かれている指針は、どれも当たり前なようでなかなか実践できないものばかりです。
しかしそうは言っても、実は意識さえすれば、そんなに難しくないことも多いので、誰だってやろうと思えばできるはず、というような小さな心得ばかりです。
「入社一年目」というある種のブランドをうまく使えば、たくさんのことを教えてもらえたり、自分から学びにいくチャンスが与えたりすると感じました。
失敗を恐れず、どんどん経験地を高めて、自分をアップグレードしていく。
そのマインドセットでがんばれば、社会人になってからもどんどん成長は続けられるでしょう。
思えば高校や大学に入学したときの自分と、卒業時の自分って、まるで別人の用ではありませんか?
3年前・4年前の自分には見えていなかったことが見えるようになっていたり、
あの時は最善だと思って考えたことが今となってはとても愚かに感じられたり・・・
「あのころは若かったから」という言い訳で済ますことも確かにできるかもしれませんが、
自分には3、4年という短い期間内でも一回りも二回りも成長するポテンシャルがある、という風に考えると、
論理的には社会人になってからも3、4年ごとにレベルアップできるはずですよね?
「気づいたら3,4年が経っていた」なんてことがないように、
日ごろ訪れるような小さなチャンスもものにして、
特に入社一年目は気合を入れて将来の自分のための土台作りに努めたいところですね。