life_in_technicolor's book blog

本を読んで「あー面白かった、次何読も」だけで終わらないように、思ったこと、考えたことを文章で表現しようと試みています。 解釈は私の勝手なもので、かなり稚拙なものが多いかと思いますが、読んで頂けると嬉しいです^^

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『パーク・ライフ』

『パーク・ライフ』 吉田修一 以前宣言した通り、吉田修一の作品をまた読みました。 『熱帯魚』ほどの感動はなかったけど、 この作品にもすごく鮮明な描写があったりして、 やっぱり吉田修一のスタイルは好きだなぁーと実感しました。 この作品には長めの短…

『カンガルー日和』

『カンガルー日和』 村上春樹 久しぶりに村上春樹の作品を読みました。 しかも短編はかなり久しぶりです。 『カンガルー日和』に納められている短編は結構ほのぼのとしたものが多く、 カフェなどで気楽に読んだり、 電車でちびちび読んだりするのに向いてい…

『あ・うん』

『あ・うん』 向田邦子 この本を読んで、何年か前に読んだ武者小路実篤の『友情』を思い出しました。 詳しい内容は覚えていませんが、俗に言う三角関係と、友情との葛藤を描いていたのだと思います。本作品も似たような構造になっています。 一見ドロドロし…

『熱帯魚』

『熱帯魚』 吉田修一 久しぶりにこんな文学的価値の高い日本の作品を読んだ気がします!! シンボルがたくさんあって、掘れば掘るほど色々なつながりやメッセージが隠されています。 とにかくこれはすごい!! 私は基本的に短編はあまり好きではないのですが…

『海賊とよばれた男』【補足】

『海賊とよばれた男』(百田尚樹著)がどの程度史実に基づいているかを調べるために、 『出光佐三』(橘川武郎著)を読みました。 検証の結果、 『海賊とよばれた男』に登場する国岡鐡造の話は、 ほぼ100%出光佐三の人生と重なっている、ということが分かり…

『永遠の0』

『永遠の0』 百田尚樹 『海賊とよばれた男』に続いて、百田尚樹作品をまた読みました。 最近映画も出ていて、どの書店に行っても入ってすぐのところに山積みされていますね。 この作品を読んだ人はみんな「涙が止まらなかった」と言いますが、 私は個人的に…

『幸せは弱さにある』

『幸せは弱さにある』 曽野綾子 これも新書です。 キリスト教の教えや聖書からの引用を基に、幸せに人生を生きていくためのポイントが紹介されています。 ちょっと宗教っぽい話は苦手、っと言う人にも読みやすい内容になっていると思います。 特に聖書の引用…

『「売る力」 心をつかむ仕事術』

『「売る力」 心をつかむ仕事術』 鈴木敏文 久しぶりに新書を手に取ってみました。 この本はセブンイレブンの経営手法やヒットアイデア・組織成功の秘密を短く、分かり易く解説した一冊です。 この本の中で最も印象深かった言葉は、 「お客様のために」では…

『海賊とよばれた男』

『海賊とよばれた男』 百田尚樹 2013年本や対象に選ばれて以来、ずっと気になっていた一冊です。 2013年最後に読んだ作品でしたが、最後にとてもふさわしい、これで一年を終えることが出来てよかったなと思える作品でした。 この本は、出光佐三の人生を基に…