2014-01-01から1年間の記事一覧
『フランス人は10着しか服を持たない』 ジェニファー・L・スコット 久しぶりの投稿です。ずっとさぼっててごめんなさい。 この本は、フランスの料理、ファッション、人、音楽、映画が大好きな私にとって手に取らざるを得ない一冊でした。 私がフランスの人や…
『悪人』 吉田修一 吉田修一の作品ばかりですみません。 でもこの本を読んで、ますます吉田修一が好きになったので、これからも吉田修一についての記事は増えると思います笑 吉田修一はこの作品について、「デビューから10周年。自信を持って『これが代表作…
『入社一年目の教科書』 岩瀬大輔 ライフネット生命の代表取締役副社長である岩瀬大輔さんから、 新入社員に向けてのアドバイスが50個、具体例を交えて紹介されています。 50個全ての指針をすべてここで紹介するわけには行かないので、 とりあえず「はじめに…
『東京湾景』 吉田修一 吉田修一の恋愛小説っぽい作品を初めて読みました。 彼はやっぱり偉大です。 この作品に登場するシンボルを中心に、所感を述べていきます。 ①東京湾 この作品に登場する男女は、東京湾を隔てた反対側に住んでいます。この東京湾という…
『女のいない男たち』 村上春樹 村上春樹の新刊です。 9年ぶりの短編集だそうです。 今日は①村上春樹について②この作品について少し書いてから寝ます(ρ_-) ①村上春樹について 村上春樹は、人によって好き嫌いが激しいと思います。 みんなが騒ぐから、どんな…
『スティーブ・ジョブス』 ウォルター・アイザックソン 前々から気になっていたけど、めっちゃ長いから手に取る勇気がありませんでした。 ついに読んでみようってなって、二週間くらいかけて読みあげました。 スティーブ・ジョブスといえば、iPhoneとかiPod,…
『予備校なんてぶっ潰そうぜ。』 花房孟胤 「誰でも無料で受験勉強ができるサイト」manavee.comの創設者が、 サイト創設の経緯や現在に至る困難を素直に綴ります。 周りの人との葛藤や自分の中での悩みが鮮明に描かれていて、 とても読みやすいです。 独学で…
『ランドマーク』 吉田修一 吉田修一読破シリーズ続いてます。 吉田修一の作品はどれもシンボルが多いし現代作家としてはとても文学的だというお話は何度もしていますが、 今回読んだ『ランドマーク』は、私が今までに読んだ吉田修一作品の中で最も難しい作…
『長崎乱楽坂』 吉田修一 続けて読んでしまいました、今回もまた吉田修一です。 吉田修一さんは、インタビューなどで、自分の作品を「毎回別人が書いていると思わせたい」と語っているそうです。 今まで私が読んだ吉田修一の作品は、確かにスタイルや題材は…
『あの空の下で』 吉田修一 吉田修一にはまりすぎて、また一冊読んでしまいました。 吉田修一の作品を一冊読むたびに、次もまた吉田修一が読みたくなるのが、少し不思議です。 今回の作品は、ANAの機内誌で連載されていた短編やエッセイを文庫本にしたもので…
『生き方』 稲盛和夫 稲盛さんは、私が最も尊敬する人の一人です。 彼の人生及び経営の哲学は、きわめてシンプルで、端的に言うと、毎日昨日より少しずつ成長するということです。 そして彼は、小学校で習うような倫理や道徳を企業経営に応用して、 個人とし…
『千の輝く太陽 (A Thousand Splendid Suns)』 カーレッド・ホッセイニ カーレッド・ホッセイニは、私が世界で一番好きな本である『カイト・ランナー』の作者です。 本作品もずっと前から気になっていたのですが、かなり描写が過激だと言う評判を聞いていた…
『さよならサイレント・ネイビー』 伊東乾 この本の著者は、1995年に起きた地下鉄サリン事件の実行犯である豊田亨死刑囚の大学の同級生だった。 とても優秀でまじめで、関西弁で冗談をいつも言っていたような豊田死刑囚が、 なぜ突然出家し、最終的にこの事…
『まほろ駅前多田便利軒』 三浦しをん 私が読んだ三浦しをんの作品は『舟を編む』に続いて2つ目です。 どちらの作品も珍しい職業(辞書の編集者、便利屋)を取扱い、 ちょっと変わった登場人物たちの日常生活を絶妙にユーモアを交えて書いているところが気に…
『イニシエーション・ラブ』 乾くるみ 恥ずかしながら、この本を一年前に読んだ時、ただの恋愛小説だと思ってふーんで終わってしまいました。 最近しゃべくり007で有田哲平が「最後え―――ってなる」と言っているのを聞いて、 そんな話だったっけなぁー?とぼ…
『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』 クリス・アンダーソン しばらく小説が続いたので、久しぶりにノンフィクションを紹介します。 著者のアンダーソンといえば、WIREDという雑誌の編集長で、他にも『ロングテイル』や『フリー』などのベストセラーを書いて…
『パレード』 吉田修一 またまた吉田修一です。 この作品もまたわけも分からず適当な感じで生きている若者を見事に描いています。 そして後々ふりかえってみると相変わらずのディープさです。 どの登場人物にも若干自分を見いだせるせいか、 誰ひとりとして…
『青が散る』 宮本輝 青春系の小説は基本的に苦手なのですが、 この本は上下巻ともすっと読めました。 新設大学のテニス部が題材となっていて、 主人公たちの入学から卒業までの4年間がつづられています。 タイトルの『青が散る』とは、 この4年間の間に咲き…
『横道世之介』 吉田修一 吉田修一はまったシリーズ第3段はこの作品です。 今まで読んだ『熱帯魚』や『パークライフ』と比べてライトな感じで、読みやすかったです。 でもその一方で私が好きな吉田修一のシンボリズムや鮮明な描写が少なかったので、 他の作…
『夜間飛行』 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ サン=テグジュペリと言えば、『星の王子様』が有名です。 今日は彼の長編小説に挑戦してみました。 『星の王子様』も一見子供向けですが、 実は大人が読んでもとても深い話なので、 しばらく読んでない…
『ホテルローヤル』 桜木紫乃 最初はあまりにえろいのでどうしようかと思ったけど、 最後がきれいに終わってすっきり笑 この本は逆時系列型に進行(後退?)していきます。 つまり、最も最近あった出来事が最初に書いてあって、その後どんどん話が遡って最初…
『夜回り先生と夜眠れない子どもたち』 水谷修 最近文学が続いたので、今日はノンフィクションを紹介します。 少し前にこの水谷先生の存在を知って、彼の活動に感銘を受けました。 水谷先生は元定時制高校の先生で、深夜の夜の街をパトロールして非行少年少…
『パーク・ライフ』 吉田修一 以前宣言した通り、吉田修一の作品をまた読みました。 『熱帯魚』ほどの感動はなかったけど、 この作品にもすごく鮮明な描写があったりして、 やっぱり吉田修一のスタイルは好きだなぁーと実感しました。 この作品には長めの短…
『カンガルー日和』 村上春樹 久しぶりに村上春樹の作品を読みました。 しかも短編はかなり久しぶりです。 『カンガルー日和』に納められている短編は結構ほのぼのとしたものが多く、 カフェなどで気楽に読んだり、 電車でちびちび読んだりするのに向いてい…
『あ・うん』 向田邦子 この本を読んで、何年か前に読んだ武者小路実篤の『友情』を思い出しました。 詳しい内容は覚えていませんが、俗に言う三角関係と、友情との葛藤を描いていたのだと思います。本作品も似たような構造になっています。 一見ドロドロし…
『熱帯魚』 吉田修一 久しぶりにこんな文学的価値の高い日本の作品を読んだ気がします!! シンボルがたくさんあって、掘れば掘るほど色々なつながりやメッセージが隠されています。 とにかくこれはすごい!! 私は基本的に短編はあまり好きではないのですが…
『海賊とよばれた男』(百田尚樹著)がどの程度史実に基づいているかを調べるために、 『出光佐三』(橘川武郎著)を読みました。 検証の結果、 『海賊とよばれた男』に登場する国岡鐡造の話は、 ほぼ100%出光佐三の人生と重なっている、ということが分かり…
『永遠の0』 百田尚樹 『海賊とよばれた男』に続いて、百田尚樹作品をまた読みました。 最近映画も出ていて、どの書店に行っても入ってすぐのところに山積みされていますね。 この作品を読んだ人はみんな「涙が止まらなかった」と言いますが、 私は個人的に…
『幸せは弱さにある』 曽野綾子 これも新書です。 キリスト教の教えや聖書からの引用を基に、幸せに人生を生きていくためのポイントが紹介されています。 ちょっと宗教っぽい話は苦手、っと言う人にも読みやすい内容になっていると思います。 特に聖書の引用…
『「売る力」 心をつかむ仕事術』 鈴木敏文 久しぶりに新書を手に取ってみました。 この本はセブンイレブンの経営手法やヒットアイデア・組織成功の秘密を短く、分かり易く解説した一冊です。 この本の中で最も印象深かった言葉は、 「お客様のために」では…