2013-01-01から1年間の記事一覧
『KAGEROU』 齊藤智裕 ちょっと前に話題になった、水嶋ヒロ作の作品です。 たまたまBOOKOFFで見つけたので、読んでみました。 どうせ自殺するなら、 自分は痛みを感じず、 自分の体のパーツを本当に生きたくて必要としている患者に寄付して、 その代償となる…
『無垢の時代』Age of Innocence Edith Wharton 英文学が読みたいとか言いながら、結局手に取ったのはアメリカ文学でした;; ただ、この作品が描写するOld New Yorkの世界は、まるでイギリスのようです。 アメリカといえば、自由の国ですが、この作品で描か…
『沈まぬ太陽』 山崎豊子 しばらくブログを休んでいましたが、それはこの長編を一生懸命読み進めていたからです!! 今日ようやく全5巻を読み終わったので、早速私の考えを書かせていただきます。 今回取り上げたい主なテーマは2点。 まず、小説の中でも出て…
『小倉昌男 経営学』 小倉昌男 本書は「クロネコヤマトの宅急便」の生みの親であるヤマト運輸の小倉昌男元会長の経営哲学を紹介した本である。 この本を読んでの感想は、世の中にこんなに論理的に経営をしている人がいるのか、と言うことだ。 今まで読んでき…
『パンドラの匣』 太宰治 今から一年ほど前に森見登美彦の『奇想と微笑』を読んだことがきっかけで、太宰治が大好きになりました。 森見が集めた太宰の作品はどれも明るくて、ウィットに富んだものが多くて、すぐにはまったのを覚えています。 太宰治と言え…
『リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ』 高野登 エピソードの中には、少し現実離れしたものがあって、共感しづらい部分もありました。 例えば、ゲストが部屋から見えた飛行機を欲しいと言った場合、安易にその言葉を冗談だと捉えずに真面目に飛行機会…
この本のテーマは「寂しさ」です。 登場人物に共通していることは、 一見周りに羨ましがられるような功績を収めているような人物であるにも関わらずがゆえに、 寂しさに苦しんでいるという点です。 急成長して注目を浴びてきた会社の社長や、一時期みんなの…
早速ですが。 昨日読み終わったのがオスカー・ワイルドの『ウィンダミア卿夫人の扇』(Lady Windermere's Fan)。 私はオスカー・ワイルドが大好きです。 この作品以外にも、『嘘から出た誠』(The Importance of Being Earnest)、『ドリアン・グレイの肖像』(T…
今朝電車の中でキンドルを読んでいると、 隣に座っていたおばあさんが急に覗き込んできて、話しかけてきました。 「それで本が読めるんですか?」 たくさんの本を持ち歩かなくても、 全てキンドルに保存できることを説明すると、 本気で感動されました笑 普…